では、キャンドルを使った
くらしに心地よい
あかりとはどんなもの
なのでしょうか?
キャンドルのあかりと
白熱灯間接照明をミックスさせた照明が
人をリラックスさせる、ということ。
くらしにもっとも身近な「住空間」において、「キャンドルと白熱灯による間接照明」の心地よいバランスこそ、私たちがもっともリラックスできる、実際にくらしやすい照明環境ではないか。という疑問を、我が国でも初めての3通りの緻密で慎重な実験によって、実証することができました。
くらしのなかで接する「あかり」をシンプルかつリアルに再現し、実験を行いました。
1.キャンドルと白熱灯間接照明による照明環境
2.蛍光灯による照明環境
3.白熱灯間接照明による照明環境
これらの環境のもと、◎「身体」と「心」のリラックス度を、科学的に測定する世界初のシステムを用いた実験と、◎独自な追求システム「三谷式(SUD)アンケート」による2通りの実験を実施しました。
結果は、科学的測定システムによる実験において、「キャンドルと白熱灯間接照明」による照明環境こそ、実験開始と終了時の筋電位(身体)も脳波(α+θ:心)も明らかに穏やかな数値を示したのだ。(図A参照)
逆に、その他の照明環境では、差異が少ないか上昇傾向の数値を示しています。(図B-1・2)
また、もう一方の実験(SUD)アンケートによるデータ比較でも、「キャンドルと白熱灯間接照明」による照明環境が同様にリラックス効果を示唆している。(図C参照)
つまりこれらのことは、リビングやダイニングなどの最も生活の中で馴染み深い空間こそ、主題となる証明環境の必要性を物語っているのです。さらにリラックスやコミュニケーションといったイマジネーションが求められる21世紀の暮らしを考えていく上で、キャンドルのあかりの重要性を改めて問う、大変意義の深い結果をもたらしてくれました。
我が家のリビングやダイニングでは、一日の緊張をほぐしリラックスしたいものです。リラックスさえ出来れば、人と人との間に橋がかかり、コミュニケーションも穏やかで心地よいものになり、家庭の幸せに感謝できる宵となります。そのためには、我が家にどんな灯火を灯すのが良いのでしょうか。
そこで、次の3つの照明環境の比較実験を、世界初のシステムを用いた実験と独自のイライラ度追求アンケートにより、延べ30名の20代女性で実験しました。
1.キャンドルのあかりと白熱灯間接照明をミックスさせた照明環境
2.蛍光灯のみの照明環境
3.白熱灯間接照明のみの照明環境
以上の3条件です。その結果、「キャンドルのあかりと白熱灯間接照明をミックスさせた照明」のみが、身も心もリラックスさせる力を持っていることが世界で初めて明らかになりました。
キャンドルの不思議なチカラ。第一に、“からだ”、すなわち筋肉のエネルギー消費量が下がり、優しい顔と柔らかい身体に戻り、疲れがとれます。医学的には、左前額部(Fp1)および右前額部(Fp2)の積分筋電位が下がります。
第二に、“心”のエネルギー消費量が下がり、研ぎ澄まされた精神状態が訪れます。大脳生理学的には、リラックスした時に出現する脳波であるアルファー波とシータ波が共にゆるやかな振幅の低いアナログ波に変わり、Fp1およびFp2の積分脳波[α+θ]が下がります。
第三に、“イライラ度”が下がる傾向がみられます。認知心理学的には、ヘビに対する恐怖や、親や自分に対する不安感が下がる様子が三谷式(SUD)アンケートから示唆されます。
以上の実験とアンケート結果から、日常の住空間において“キャンドルのあかりと白熱灯による間接照明との心地よいバランス”こそ、私たちの身・心を支える神経-筋回路群を最もリラックスさせる照明環境であると結論できます。
キャンドルのあかりと白熱灯間接照明をミックスさせた照明が人をリラックスさせる、ということ。