連載第一回「テーマ作り」 | 神仏スタッフノート | ペガサスキャンドル株式会社 神仏事業

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2015/01/30自宅葬「ありがとう!拍手で送るラストシーン!!」

連載第一回「テーマ作り」

連載第一回「テーマ作り」

◆ありがとう!拍手で送るラストシーン!!◆ 第一回「テーマづくり」

2014年6月5日午前1時53分、母トシコが息を引き取りました。 その顔は幸せそうでした。          
             
時間を戻して、1999年2月24日この時点で母の体調が思わしくありませんでした。             
もしもの事を考えるとブライダルと違って葬儀には準備の時間はなく、今日の明日であっという間に終わってしまい、             
後で「ああしてあげればよかった」「こうしてあげればよかった」と後悔する気がして、 
今から葬儀の祭壇を考えておこうと思ったのが始まりでした。             
             
とは言え、当時の葬儀祭壇は白木祭壇か生花祭壇くらいで他には特にアイデアが浮かぶわけでもありません。          
ブライダルのビジネスをしていた関係で菊が何本という祭壇ではなくブライダルの演出機材・花器を使って             
洋花フラワーアレンジメントを施し、キャンドルを使った祭壇にしようと色々考えましたが          
良いアイデアが浮かばずに時間ばかりが経ってしまいました。             
そこで問題となったのが、何のためにどのような祭壇にするのかということでした。      
             
要するに「テーマ」がなくては形にできない。 そこで母親の顔を思い浮かべながら出て来たのが、          
「80才を過ぎれば長生きで天寿全う」ではないか、ましてや本人の口からも「こんなに幸せで良いのかしら」と言っている以上、      
亡くなることは寂しいけれど、母親らしく明るく、爽やかに感謝の気持ちを持って送りたいということでした。      
家族・親族全員で「天寿全うおめでとう」、「親になってくれてありがとう」、「兄弟・姉妹・親戚になってくれてありがとう」   
の気持ちを拍手で表現しようと決めました。           
服装も母親に敬意を表し喪服・黒服ではなく清潔で明るい平服か晴れ着で送ることにしました。   
             
そこで閃いたテーマが「ありがとう! 拍手で送るラストシーン!!」です。 これこそ母親に相応しいと思った瞬間でした。   

ペガサスキャンドル株式会社          
専務取締役          
井上 雅夫