2014/11/06
【1】あるホテルの宴会場を結婚披露宴会場にする場合の作画作業の途中
【2】たった1枚の絵でお客様にイメージを想像して頂くことが非常に重要になってきます
【3】会場の明るさや光の当たり方を変えると雰囲気も違ってきます
【4】絵の違いがわかりますでしょうか?
突然ですが、今回は私の仕事の中でも私が真骨頂を発揮するお話をします。
CGと言えば『CAR GRAPHIC』(自動車専門誌)ですよね!
…で、ここで反応してくださった読者は昭和のオヤジしかいないんじゃないですかね。
そうではなくて、
CG(コンピュータグラフィック)で絵を描いたりするのも私の仕事の一つでして、
「当社がご提案させて頂く内容を具体的にビジュアル化するとこんなイメージになります」
・・・という絵の話です。
絵と言っても写真データをいわゆるCG加工したり、
筆がマウスに代わっただけですから本当に絵を描くくらいの作業もあったりします。
例えば、【1】の写真。
これはあるホテルの宴会場を結婚披露宴会場にする場合の作画作業の途中段階です。
全体の絵を構成する様々な部品を配置していくわけですが、
その部品も個別にCGで描き上げたものを部品として、この絵の中に埋めていきます。
手間がかかることこの上無しですが、
好きでやってる仕事ですので、良くも悪くも時間はアッという間に経ってしまいます。
決して自慢出来るほどの出来映えではありませんが、
個々の部品がきちんと描けていても、絵の中に配置する段階で上手くやらないと歪んで見えたりもするので、
細心の注意が必要です。
みなさんは遠近法って聞いたことがありますか?
絵に遠近感を持たせる手法で透視図法という技法を使って描いていきます。
総称してperspective(パースペクティブ)と言われ、こうして描かれた絵は単に「パース」と呼ばれたりしています。
プランの検討を開始する段階では、実際に会場全体をこのようなコーディネートに作り上げることはありません。
だからこそ会場コーディネートの提案の際は
たった1枚の絵【2】でお客様にイメージを想像して頂くことが非常に重要になってくるということが言えます。
また、全体の絵面(えづら)が出来上がっても、これで終わりという訳ではありません。
例えば、【3】の写真。会場の明るさや光の当たり方を変えると雰囲気も違ってきます。
しかしこれでは全体的に明る過ぎて、
この絵を見せられたら見る人の視線が定まらず絵全体の中を視線が泳いでしまします。
(【4】の絵が2番目の絵と違うのがわかりますか?)
だからと言って、お客様にたくさんの絵を見て頂いて、どれがお好きですか?と聞くのも野暮ったい話です。
お勧めはこのプランです!と予め絞り込んで提案しなければならないので、
担当営業マンとの二人三脚が絵の良し悪しにそのまま出てきてしまうことになります。
この話にオチはありません。 ただの小さい苦労話ですが、
お客様のご要望をご予算やお時間が少ない中で実現させていく為にも、是非一度お問い合わせください。
CGで具体的なイメージをご提案させて頂きます。 宜しくお願い致します。 (ブライダル部門 Y)
*ブライダル事業 問い合わせ
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